2014年4月22日星期二

フィフティ・フィフティの意味




ペップ・バイエルンがいよいよ欧州の頂きに近づきつつある。

 2014年4月11日、スイスはニヨンにて欧州チャンピオンズリーグ準決勝の抽選会が行われた。歴戦の猛者、元ポルトガル代表のルイス・フィーゴが引き当てたカードは、アトレティコ・マドリー対チェルシー、そして、バイエルン・ミュンヘン対レアル・マドリーである。

 抽選の結果を受けてSportBild電子版は「GIGANTEN-DUELL(巨大な戦い)」と報じた。日本語の表現で言うと、世紀の一戦とまではい かないが、頂上決戦といったところだろうか。現在国内リーグではトップの33試合94得点と圧倒的な破壊力を秘めた白い巨人レアル・マドリーと、バイエル ンは準決勝の舞台で相まみえることとなった。

 SportBild電子版によれば抽選会後のパーティーにて、対マドリー戦を「Fifty-fifty-spiele(フィフティ・フィフティの試 合)」としたのは、カール・ハインツ・ルンメニゲである。しかしこれはどっちに転ぶか分らないという不安を吐露したものではない。

 フィフティ・フィフティの試合を「待ち望んでいる」と言うのだ。バイエルンの代表取締役は「スペインの地でのレアル・マドリーを良く知るので、我々の指揮官は喜んでいるだろう」と続ける。

 ペップ・グアルディオラは喜んでいた。

「Ich bin glucklich(私は嬉しい)。ヨーロッパ全体がこの試合を観戦するだろう。私はひとつの大きなシナリオに喜んでいる。私はレアル・マドリーを良く知っている。選手として、指揮官として何度も試合をした」

2014年4月15日星期二

「売国奴と言われても・・」中国ネットは賛否両論

中国の「清明節」にあたる4月5日、南京市の南京大虐殺記念館では被害者の慰霊式典が大々的に行われた。中国の各メディアは式典について「12月13日が南京大虐殺犠牲者の国家公祭日と決定してから初めての清明節で、その意義は大きい」などと報じている

また、日中政府間では、習近平国家主席が3月下旬にドイツで南京大虐殺の犠牲者数を「30万人以上」と発言したことを巡って激しい応酬があった。南京は日中対立の象徴の地となっている。

その南京のネットユーザーが最近、日本に関する文章をインターネット上に発表し、注目を集めた。

ネットユーザーは「南京人は日本に好感を持っていない。私も例外ではなく、日本は邪悪な国で、日本人はみな人食いの悪魔か野獣だと思っていた」というが、 日本の大学に招かれて1年余り滞在した経験で日本に対する見方が変わったという。文章は「漢奸(=売国奴)と非難されるかもしれないが、建前は抜きにし て、日本での見聞と感想を淡々と述べたい」と始まる。

文章はまず、日本で見かけた清掃人が「まったく汚れていないのに、隅々まで力を込めて働いていた」ことや、地下鉄の運転士が「駅に着くたびにいちいち時計を指さして時間を確認していた」といった自らの目撃談を並べ、「日本人は与えられた任務を真剣にこなす」と紹介する。

また、日本人が時間を厳守することについては「慣れてしまえば、仕事や約束など、すべてが正確に進む。みんなが時間を守れば、非常に効率的だ」と記す。日本人の環境意識の高さやマナーの良さ、治安の良さも称賛している。

強調されているのは、日本人の団体意識の強さや役割分担が明確な点だ。大学で、実験の材料を買いに行こうとした際に指導教諭から「貴重な時間を無駄にして はいけない」とたしなめられ、材料を事務員に取り寄せてもらった経験とともに、役割による貴賤の区別がないことを紹介し、「誰もが自分のポジションを持 ち、その仕事に尽力することで組織に貢献している」と高く評価。「日本人は1人では虫でも3人なら龍になる」と称賛する一方、「中国人は1人で龍でも3人 集まると騙し合いや擦り合いばかり」と嘆く。

最後は「一部政治家の言動を別にすれば、今の日本人と、第二次大戦中の(日本軍の)野蛮な行動を結び付けることはできない」などと指摘している。

この文章が発表された後、中国のネットユーザーからは「中国人は確かに文明が欠けるところがあるが、日本から学ぶ必要はない!」「日本は強盗も“真剣”に やるぞ」「日本人の表面に騙されてはいけない」などと反発する意見が寄せられる一方で、「自分も同じように思っていた」「良いものは学ぶべきだ」などと賛 同する意見も多く見られた。タオバオ

2014年4月7日星期一

固有の領土

平成27年度からの小学校の教科書は「竹島と尖閣諸島は日本の固有の領土」と明記される事になった。「固有の領土」とは何か。「もとより領土である 事が当たり前」という意味だろうか。それが今や竹島は韓国に実効支配され、尖閣は日本政府が国有化を宣言した事で中国と紛争になっていると教えるつもりな のか。
安倍総理は「固有の領土である事を子供の頃から教えないと、外国人と論争になった時に負けてしまう」と言ったが、本当にそうだろうか。「固 有の領土」という言い方には、論理的根拠を示す必要もないというニュアンスがある。しかし根拠も持たずに論争すれば議論は平行線になるか、負けるのが関の 山である。根拠もなく「俺のものだ」と言えば恥をかくのは言った方である。
断っておくがフーテンは竹島や尖閣が日本の領土でないと言っているのではない。ただ「固有の領土」という言い方 に疑問がある。第二次世界大戦に敗れた日本は「無条件降伏」をした。「無条件降伏」とは文字通り「無条件」ある。日本はすべての権利を戦勝国の手に委ね た。領土ももちろん戦勝国の言うままである。
タオバオ代行